様々な問題を抱える人たちの『生きづらさ』を理解し、
自立の第一歩が踏み出せない人たちをサポートいたします。


代表 高梨 真帆(たかなし まほ)

MAHO TAKANASHI

皆様はじめまして。株式会社アイピースの代表の高梨真帆です。

社名「アイピース」に込められた想い

株式会社アイピース( iPs)は、《“アイ” =自分(i)を愛(アイ)する》と、《“ピース” =平和の「ピース」と「パズルのピース」》“アイ” דピース”を掛け合わせた造語でありアイピースには”再生を目指す人たち”という意が込められています。

世の中には、障害を抱えている人、罪を犯してしまった人、見捨てられてしまった人、
色々な生きづらさを抱えている人が大勢います。

そんな生きづらさを抱えているとき、人はどうしても悪い方向に考えてしまう。

私もそうでした。社名「アイピース」は私(高梨)を表しています。

出生時に左腎を摘出し、幼少期から3年程病院で過ごしてきましたが、日常生活に特に支障がなかったので腎臓が1つないということをずっと伏せて過ごしてきました。
検査入院のため1ヶ月程学校を休んでいた時期があり、退院して学校に行くと、いつもと違うような空気感を感じました。特に仲良くしていた友達に腎臓が1つないということを話していなかったので、自分の中で罪悪感が日に日に募っていき、『今までの関係性が壊れてしまうのではないか』と怖くて仕方がありませんでした。また、気遣われたり優しくされたりするのも嫌でした。その頃は、腎臓が1つないということをネガティブに捉え、不安で押しつぶされそうでした。
でも、今は「腎臓が1つない」がゆえに、「自分を愛し」、その経験を活かした「夢の原動力」になっています。
※詳細は「私がこの事業を行う理由」にて説明
皆さんも自分をもっと愛してあげてください。私は、"自分を愛してあげられる人が増えていくこと"こそが、"平和な社会の創造"に繋がると思っています。株式会社アイピース (iPs)はそのような社会を創造していくパイオニアとなります。

もう1つの「ピース」に込めた想い

そして、もう1つの「ピース」に込めた想い、それはアイピースの事業で最も大切な社員やスタッフに対する想いに深く関わります。

パズルを完成させる=完成の絵や写真を作り上げる場合

目的ははっきりしているのに、最初はどこにどの「ピース」を組んでいって良いかわかりません。でも、ある程度ピースがハマり、組みあがっていくと、そこからどんどんピースがつながってパズルは完成、つまりは「目的」は完遂します。また、正しくないピースが紛れ込んでいたなら取り除き正しいピースと入れ替えなくてはいけません。

これをアイピースの社員・スタッフに当てはめるならば、

#ハマりたい、本来ハマるべき仕事にハメて、人生の目的を見出す補助をする。
#生き辛さの原因となるピース(異なるピース)を取り除き、新しいピースと交換する補助ををする。

だから私たちはアイピース(を社名とすることにしました。

私がこの事業をする理由(ワケ)

前項でもお話ししたように、私は出生時に左腎を摘出し幼少期から3年程病院で過ごしてきました。
当初は、医者を目指していましたが、どんな組織や臓器にもなれるiPS細胞に感動し、腎臓をつくれるかもしれない!と心を躍らせ、研究者への道に進むことにしました。

透析に費やす時間は、週3日約5時間。それはつまり、病院に拘束される生活を意味しています。
結果、社会で活躍できない、やりたいことや夢を断念するしかない、そんな人たちが多くいるのが現状です。

私が再生医療の研究と並行してこのプロジェクトを立ち上げた理由はそこにあります。
身体の疾患(腎疾患)を抱えている人に限らず、様々な問題で「生き辛さを抱え」夢や目的を持てない、もしくは、できないと決めつけ、あきらめている人たちにチャレンジする機会とフィールド(場)を提供したい。そのパートナーがアイピースでありたいと考えています。

アイピースだからできる人生再生ロジック

”動的平衡”という言葉をご存知でしょうか。
私たちの体は一見何も変わっていないように見えますが、細胞レベルで見ると常に新しいメンバーに入れ替わっています。しかし、ある日自分が突然違う人になるなんてことはありません。それは、メンバーが入れ替わっていても体のバランスが保たれているからです。これが、動的平衡です。

私は人生や世の中もこの考え方で成り立っていると思います。
社会を身体、人を細胞としたとき、グレーゾーンの人や元受刑者など様々な生きづらさを抱えている人たち、いわゆる入れ替わりができなかった細胞たちは今いる場所で輝けず、社会から弾かれてしまっています。

そこで私は、iPS細胞の再生ロジックを人生の再生に応用することができると考えました。iPS細胞の再生ロジックですが、4つの再生遺伝子が導入されたレトロウイルス(ベクター)を患者さんの細胞に入れることで、どんな細胞にもなれるiPS細胞ができあがります。

株式会社アイピース (iPs)は、就労、住居、医療、学習、コミュニティーといった再生に欠かせないもの、いわゆる再生遺伝子を与えてあげることで、iPS細胞に変身させ、それぞれの「得意・興味・資格」を活かした人生再生の実現を目指します。

最後に、ここで強く強調したいのが、”再生”はフラットに挑戦するためのスタートラインであってゴールではないということです。
事業理念である"誰もがフラットに挑戦できる社会の創造”を実現するために、私たちは、本来なら”福祉のチカラ”のサポートを必要としながらも条件を満たさず、就業や居住において自立の第一歩を踏み出せない人たちが、まずスタートラインに立ち、自らの力で走り出していくところまでサポートしていきますし、もし道を喪失してもいつでも戻ってこられる、”再生”できるホームであり続けます。

代表 高梨 真帆

代表経歴

2023年10月BPO企業インターンシップ
2023年12月iPs人生再構築の構造を開発
2024年7月株式会社アイピース 開業